はじめまして、エドガーです。いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが皆様、マジックはお好きでしょうか?
イリュージョンのように大舞台で行われるステージマジックや、20~30人を対象にした中規模のサロンマジック、そしてお客さんの目の前で披露するクロースアップマジックなどいくつか種類がございます。
マジックがお好きだという方でも、「テレビでやっていたのを見たことがあるくらいかな…」という方が多いのではないでしょうか。
中には、自分で”テンヨー”などから発売されているマジックグッズを購入してマジックに挑戦されている方や、マジックバーやマジックショーに足を運んで目の前で観たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
実はタイトルにもある通り、マジックが好きだという方、そしてそれが高じてマジシャンを生業としているという人は、わりあい理系であることが多いのです。
かく言う私もその一人です。
特徴的なところでは、世界的に有名なマジシャンにも医者と兼業しているような人もいます。
例を挙げると、日本では「沢 浩(さわ ひろし)」という方がいます。マジシャンの顔の時にはDr.SAWAという呼称で呼ばれますが、本業は歯科医師です。
また、スウェーデンの「レナート・グリーン」という方はカードマジックの巨匠である一方で、精神科医という肩書も持っています。
レナート・グリーンという名前は、マジックに詳しくなければ聞いたことがないかもしれません。
もしかしたら、「高橋 匠(たかはし たくみ)」という日本のマジシャンであれば「テレビで見たことある」という方がいるのではないでしょうか。レナート・グリーンは彼の恩師であり、師匠であるマジシャンです。
アンケートを取ったわけではないので本当のところは分かりかねますが、私なりに理由を考えてみました。
前提として、マジックは”あり得ないことが起きたように見せる”ことでお客さんにはその不思議さを楽しんでもらいます。
マジックは日常では起きることのない非日常的な現象、いわば「奇跡を実現させる」のです。
これは存分に偏見が含まれていると思いますが、文系の方や女性は「現象を感情的にとらえる」ことが多いように感じます。
それに対して、理系へ進んだ方の多くは不思議な現象を見たとき、「物理的に納得できる説明を考える」ことが多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはマジシャンが失敗をしてタネの一部を露呈してしまうなどしない限り、そもそも考える材料が足りないので答えにたどり着けません。
これが理系の方がマジック好きになる要因だと思います。
「現象を理解したうえで論理的に考えてみたけれど、やっぱり不可能。」
という状況が面白いのではないでしょうか。
ということで、本ブログを見て下さっているみなさん。マジックの沼にハマってみませんか?
もちろん、「マジックは何も考えずに不思議な現象を見るのが好き」という方に、無理に勧めることはありません。
あくまで、マジックに興味があり、「ちょっと自分でもやってみたいけど、周りに詳しい人も居ないし始め方が分からない」という方を対象としています。
マジックのタネを知っていくと、芋づる式のように他のタネまで推測することができるようになります。逆に言えば、推測することができるようになってしまいます。
これは、エンターテインメントとしてのマジックを楽しむ感覚を奪ってしまう可能性もあります。
これらを理解したうえで、「自分でもマジックをやってみたい」「相手を驚かせる、喜ばせられるような特技が欲しい」「長く続けられる趣味が欲しい」という方は、ぜひこのブログを通してマジックを初めていただければ幸いです。
それでは、次回の記事から早速、マジックを始めるための準備を始めていこうと思います。
ご興味を持っていただけた方は一緒に始めてみて下さい!
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